2010年11月07日
冒険遊び場についてのコラム
その全国集会の実行委員長をされたNPO法人フリースペースたまりば理事長・西野博之さんのコラムが11月7日付け毎日新聞に掲載されていました。
(以下)
子どものころ、土管が積み上げられた空き地に入り込んで、友だちと鬼ごっこをした思い出がある。狭い路地裏で、ロウセキで地面や塀に落書きもした。日が暮れるまで外でたっぷり遊んでいた。
でも高度経済成長期を経て、まちは大きく様変わりした。家が建ち並び、路地は車優先となった。公園にはどこも同じ金属製の遊具が設置され、ケガをした時の責任から逃れるための「○○禁止」の看板が目立つようになった。
今や子どもたちは社会の中で消費者と位置づけられている。電化製品が整った部屋の中へと追いやられ、一人でゲーム機に向かう日々を送っている。空き地にある廃材などを使い何かをつくって遊ぶ楽しさも、集まった仲間でルールを作り替えながら遊ぶ面白さも奪われてしまった。
大人たちが作り出したこの環境の中で、子どもたちは悲鳴をあげている。全国の小中高生の不登校は17万4000人。ひきこもりの若者は約70万人といわれている。また、昨年度小中高生の起こした暴力行為は過去最多の6万件を超え、特に小中学校で著しく増加したという。
ストレスをためる子どもたち。もっていき場のないイラダチは自分より弱い者への暴力となり、いじめを生んでいく。最近もまた群馬県桐生市で小学6年生の女の子がいじめを苦に自ら命を絶った。
こんな社会の中で、もっと子どもたちが豊かに成長できる環境をつくろうと、遊び場づくりに取り組んでいる人たちがいる。10月の末にその全国の仲間が集まって、第5回冒険遊び場づくり全国研究集会が開かれた。3年に1度の集会で、今年の開催地は神奈川県。私がその実行委員長を務めることになった。
日本各地から2日間通して延べ560人が参加し、夜が更けるまで熱い思いを語り合った。大雨の中、神奈川県の副知事や横浜市の副市長にも駆けつけていただいた。
神奈川県はホームページで冒険遊び場を紹介。横浜市は「プレイパーク(冒険遊び場)事業の推進」を施策に盛り込み、増設に着手。人件費等の予算化も行っている。川崎市は常設のプレイパークをもつ「子ども夢パーク」を設置した。官民協働のもとでの遊び場づくりに、各地から熱い視線が注がれている。
子どもにとって遊ぶことは、ご飯を食べるくらい大切なこと。食事は体をつくり、遊びを通して豊かな心が育(はぐく)まれる。もっと自由に外遊びができる環境を増やしたいと心から願う。
(以上)
たっちゃんとみっきーは、両日ともに分科会を運営する側で携わり、夜には冒険遊び場たごっこパークの子どもたちのハチャメチャさを紹介する爆笑スライド漫談(?)も開催し、最後の全体会では会場への熱いメッセージも伝えました。
全国各地で冒険遊び場づくりに取り組む人たちと緩やかに連携しながら、西野さんが指摘するような子どもたちを取り巻く課題が少しでも解消されるよう地道に活動していきたいと思います。
プレーパークむさしの
さかいのりこさん
横浜の冒険遊び場は行政から3128万円の補助
むさしのプレーパーク/東京都武蔵野市
世田谷・烏山プレーパークのしんぞー
横浜市の冒険遊び場スタッフは月給19万円
さかいのりこさん
横浜の冒険遊び場は行政から3128万円の補助
むさしのプレーパーク/東京都武蔵野市
世田谷・烏山プレーパークのしんぞー
横浜市の冒険遊び場スタッフは月給19万円
Posted by たっちゃん&みっきー@ゆめ・まち・ねっと at 22:18│Comments(0)
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