2013年04月26日
2013年5月3日(祝)『児童精神科医・佐々木正美先生』講演会~子どもたちを生き生きと育むために
延期になっていた研修会のお知らせです。
人気絶大!あの児童精神科医・佐々木正美先生が静岡県富士市でお話してくださいます。
□開催日:2013年5月3日(金・憲法記念日)
□午前の部:10時~12時00分
□子どもの育つみちすじ~遊び交わり共感性を育む~
□午後の部:13時00分~15時
□生きづらさを抱える子どもたちを地域で支える
<リンク:http://form1.fc2.com/form/?id=209366>{img00:yumemachinet,83.gif}リンク>
□会場:富士市交流プラザ(JR富士駅からすぐ)
□受講料
午前の部のみ:3,000円
午後の部のみ:3,000円
一日通し:5,000円
□主催:NPO法人ゆめ・まち・ねっと
□共催:受講されるみなさん
□午前の部のねらい『子どもの育つみちすじ~遊び交わり共感性を育む~』
不登校、いじめ、ひきこもり、家庭内暴力…共感的な人間関係の機能を失い苦悩する子どもが多くなりました。
勉強ができないから不登校になるのでも、働く能力がないからひきこもるのでもありません。
単純に意欲の問題と短絡してはいけません。
共感的な人間関係が育つみちすじを学ばなければ、支援、予防、解決には辿り着けません。
また、子どもが成長し、社会的に健全な人格を発達させるために、友だちの意義は不可欠なほど大きいのです。
勉強ができることと社会性の発達との間にあまり相関はありません。
社会性、共感性を大いに育むのは何よりも遊びです。
子どもたちが生き生きと交わり遊ぶ地域を再生することが求められます。
□午後の部のねらい『生きづらさを抱える子どもたちを地域で支える』
自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠如多動性障害(ADHD)…発達障害の多様性と共通性について、正しい理解なしに、適切な支援はあり得ないばかりか、多くの苦しみを与えることになります。
理解者に恵まれると、優れた能力を発揮して、幸福な日々を歩みますが、無理解な人達の中では非常に不幸な人生に陥りがちです。
人は家庭、学校、職場や地域社会などで様々な人々に出会います。
発達障害のある子あるいは不適切な養育や教育を受けている子の育ちを支えるためには、どういう所でどういう人と、どのような出会いを重ねると良いのか。
そのことを正しく理解し、適切に寄り添う方法を知ることが決定的に大切です。
□佐々木正美先生略歴
臨床児童精神科医。
1935年生。新潟大学医学部卒業後、東京大学で精神医学を学び、ブリティッシュ・コロンビア大学児童精神科に留学。帰国後、国立秩父学園、(財)小児療育相談センター所長を歴任。この間、東京大学精神科、東京女子医科大学小児科、お茶の水女子大学児童学科で講師。現在、川崎医療福祉大学教授、アメリカ・ノースカロライナ大学医学部精神科臨床教授。
ロングベストセラーの著書「子どもへのまなざし」で知られるとおり、子どもの育つみちすじについて30年以上にわたり全国各地で講演をされる一方、自閉症、発達障害の専門家として世界的に知られ、多数の専門書も出されています。
1年以上先まで講演予定がぎっしりの絶大な人気の佐々木先生が長年の「ゆめ・まち・ねっと」との交流により、夢の新春講座の企画を快諾してくださいました。
この機会をお見逃しなく。
□主催者より…1月の延期連絡に際し、多くの励まし、労い、慰めをいただきました。一方で一部の方々からその逆のお声も寄せられました。もっと早くに延期後の再申込み受付をしなければならなかったのですが、どうしても心がそこに向かわず、何度も何度ももう中止にしようと考えもしました。しかし、延期開催を待ち望んでくださっている方々の声、広報活動に奔走してくれた協力者のことを思い、ようやく気持ちを再開に奮い立たせました。非力な団体がそれでもこうした機会を必要としている人にお届けしたいと企画している研修会です。今回は再開にあたり、[共催:受講されるみなさん]としました。どうかみなさんお一人おひとりのご協力をいただきながら、研修会を運営したいと思いますのでご協力よろしくお願いします。