2011年01月16日

ギョギョギョ!なっとく、さかなクン!

 暮れにニュースとなったさかなクンの絶滅種・クニマスの大発見。

 さかなクンのことが気になり、公式ホームページやウィキペディアを見てみると、こんなプロフィールが載っていた。

 小学2年生のある日、さかなクンの自由帳にウルトラマンと墨を吹いて戦ってるタコの落書きが描かれていた。

 当時はまだタコを知らなかったさかなクンは「本当にこんなかわいい生き物がいるんだ!」と友達のいたずら書きに大感動!!

 その日から、休み時間には図書館でタコの図鑑を読みあさり、放課後は魚屋に行ってはタコを眺めて吸盤の数を数え、夕食ではお母さんに協力してもらい一ヶ月間ずっとタコ料理三昧。

 すっかりさかなクンはタコのとりこになってしまった。

 それから田舎である千葉・白浜にタコを見によく出掛けるようになる。

 漁師さんが水揚げした様々なお魚を見ているうちにあまりの可愛さに惹かれ、興味がタコからお魚全般に広がり、現在の「さかなクン」へと進化を図った。

 中学3年生の時には、日本ではとても珍しい、水槽でのカブトガニの人工孵化に成功。

 高校3年生の時にバラエティ番組『TVチャンピオン』の「第3回全国魚通選手権」で準優勝したことを皮切りに、その後同番組において5連覇を達成し、殿堂入りを果たす。

 その後、大好きなお魚ともに活動を続け、2001年『どうぶつ奇想天外!』に出題者・解説者(魚ナビ)として初登場!

 これで名実ともに日本一の「さかなクン」に進化したのである。

(以上)

 すごいなぁと思うのは、やっぱりお母さん。

 息子がそろばんやりたいとか、ピアノやりたいとか、サッカーやりたいとか言ってきたら、喜んで協力をするお母さんは世にもたくさんいるでしょう。

 でも、毎日、タコの観察に明け暮れて、挙句に毎日、タコ料理を作ってと言われて、協力してあげるお母さんはそういないでしょうね。

 きっと、怒りますよね。

 そんなタコのことなんかお勉強したって、しょうがないでしょ!と。

 まぁでも、小さい子の興味本位に渋々ながらも付き合うお母さんはそれでもいるかも知れない。

 けど、さかなクンはなんと高校受験期の中3のときに、カブトガニの孵化に勤しんでいる!

 それを見守ってきたお母さんはほんとすごいっ!

 
 自分たちも冒険遊び場たごっこパークを中心に子どもたちと関わる中で、子どもたちの優れたところを観察し、やりたいことができる環境を少しでも広げてあげられたらいいなぁと改めて感じた。

 ただ、それは世の中の価値観と大いにぶつかることになる。

 それでも、さかなクンのお母さんは、世の中の価値観ではなく、さかなクンの価値観を大切にしてあげたから、さかなクンがさかなクンになれたんだろうな。

 さかなクンのお母さんに一度、会ってみたいなぁ。

  

Posted by たっちゃん&みっきー@ゆめ・まち・ねっと at 01:08Comments(2)ちょっと一言